違う意味での涙に
7月にはいり、子供たちも夏休みに入った。
外面の良かった夫は、学校にもよく顔を出していたので、顔見知りのパパやママに会居たくなかった私は、内心ほっとしていた。
「今日パパは?」なんて聞かれたら・・・そんなのごまかすのも精神的にきつかったからだ。誰にも会いたくなかった。いや、会えなかった。
いつもはシャワーで済ますお風呂を、お湯を張って入った。
一人で湯船につかって、気持ちよくて、窓のほうを見て、
ふっと『あ~幸せ…』と言葉が出た・・・
その直後、何とも言えない感情が湧きだした。
ああ、自然と、心の底から、『幸せ』って言えた・・・!
ちょっとしたことで『幸せ』を感じることができた自分に・・・泣けた。
ちなつ、地獄の底にいるかもれないけれど、今日はこんな大事な気もちになれたね・・・
自分の心が、少しずつ、少しずつ、自己治癒力で癒されていくのを感じてうれし泣きした・・・