信じていた人に、突然背後からメッタ刺しにされた…その後の私。
2か月待って第一回調停。
それから1か月待っての第二回調停。
夫婦間円満調停・婚姻費用分担調停・子の面会調停 3つの案件を話し合う必要がある私たちの調停。一回目では子の面会調停をとりあえず実現させ、子供の様子を見て、ルールを決めていく、ということだった。3か月ぶりの面会交流の様子について、調停員に話した。
今回の主な論点は、「婚姻費用分担調停」
夫はやっと過去三か月分の給与明細を証拠として出してきた。
二人の年収に基づいた金額より1万円ほど多めに夫側が提案してきた。
本当はもっとよこせと申し立てていたが、T弁護士は、「いい金額」と。
その金額で合意した。そして、2重どりされていた建て替え光熱費などをすべて清算し、裁判官が調停内容の原稿を書いて、調停調書の内容を読み上げ、当事者に確認させる。私はそこに夫と同席を促されたが…早漏夫の姿を目に入れることも虫唾が走るほど嫌だったため、T弁護士に代理で行ってもらった。
その後は次の争点、子の面会調停について夫の意見書が出された。
前回は、週3回の面会、隔週の宿泊、年100日の面会などと、ふざけた内容であったが、今回も、意見書は「?」であった。
〇子ども携帯を持たせ、直接子との連絡手段の確保
〇月4回の面会交流。うち1度は宿泊、行先の制限なし
〇家族カウンセリングを受けさせることの許可
T弁護士も、調停員さえも、「フッ・・・」と鼻で笑っていた。
家族カウンセリングを受けさせることの許可
については、理由として、
『妻は子供たちに、夫のネガティブなことを言い続けており、福祉的観点からふさわしくない環境である。特に、『パパに捨てられた』という間違った思考を植え付けられているので、それを払拭し、健全な父子関係のために、家族カウンセリングを受ける必要がある。』
当事者の私は・・・言葉では言い表せられない感情が湧いたが、このナンセンスな主張をする夫を理解しようとする回路がもうなくなっており、感情はすぐに平常心になった。
6月30日、様子はおかしかったが…こんなに大胆に…尽くしてきた家族を捨てた夫。
まるで、背後からナイフで突然八つ裂きにされたショックで、私は涙の日々を過ごし、
子どもの前で来る日も来る日も泣きじゃくりながらも、仕事に、子育てに、お出かけに、と必死に耐え忍んできた日々。母の涙を毎日見ていた子供たちに、「夫のネガティブな事」をどう隠すことが出来ただろうか。
みいなとあいこに、殴り書きのような置手紙を残して、突然出て行った早漏夫。
『パパに捨てられた』という間違った思考を
植え付けられている』
もう一度言う、
「みいなとあいこに、殴り書きのような置手紙を残して、突然出て行った早漏夫。」
早漏夫の主張は、「ちなつが怖くて、話し合いが出来なかった」から、「仕方なく」こうして黙って出ていくしかなかった、である。
早漏夫目線で言うと、『パパは黙って出ていくしかなかったんだ。』
世間目線で言うと、『パパは、不倫していて、その事実をママに言えなくて、逃げるしかなかったんだ。』
早漏不倫夫よ、お前は、私を「愛着障害」だと責め、モラハラし、己の欲望のために家族を捨てたんだよ。
どうか、捨てた子供たちに執着せず、不倫相手と後ろを振り向かず、清く去ってくれ、
あ、養育費はお願いね。
嘘で塗り固めた夫の主張に家族カウンセリングだと?
嘘の上に、子どもたちにさらなる嘘を重ねてどうするつもりだ?
新手の新興宗教なのか?
私は3年前の不倫のことも、今回の不倫確信について、子供たちに話してはいない。
まだ小学校1年生と3年生。二人の大好きなパパの、あまりにもつらすぎる事実ではないか。
みいなとあいこには言ってあるんだ。
「大人になったら、語ろう。」と。
背後からメッタ刺しにされた傷の痛みはだいぶ感じなくなってきた私。
傷がなくなるわけじゃない。刺された事実が消えるわけじゃない。
子供たちが幸せそうに眠るころ、私は一人で、「なぜこんな目にあうのか」と考えても仕方のないことを考える。いくら私が家で時折イライラしていて、不倫夫が家庭で休まらなかったとしても、こんな仕打ちは「それ相応」ではない。仮に私が早漏夫にDVをしていて、文字通り『怖かった』なら「自業自得」だろう。
3回目の調停期日が決められた。次回は、夫婦関係調整が争点だ。
こんな別居の仕方をしてしまった夫側からは、いくら離婚したくても、離婚の条件をもちだして話すことは無駄である。まったくもって不利だからだ。私の出方を待つしかない。
I弁護士、T弁護士は、3回目の調停で、子の面会調停と夫婦間円満調停を不成立にし、かわりに離婚条件を示す方針を私に提案した。
同時に、私は3年前の不倫相手、Yに対し、
不倫慰謝料数百万の支払いを求める請求を某地方裁判所に提訴した。
幸せな自分を取り戻すために。みいなとあいこを守るために。