児童手当を私の口座に その④
私の住む〇区の『子ども未来課子育て給付係』
子どもを守りたい別居された母は、子ども手当受給資格がないという。名前も白々しい。
I弁護士の渾身の上申書と、早漏夫が娘たちに残していった「置手紙」のコピーを付けて、申請締め切り直前に送付した。
〇区給付係から、I弁護士に電話があった。
あれほどの資料を提出しながら、
明らかに母親である私に監護権があり、夫(父親)は子供の監護を遺棄しているにもかかわらず
なお、「母親が離婚の意志を父親に示している」ことが、認定の基準だ、と固執していた。
I弁護士は、相当担当者とやりあってくれた。「おたくの顧問弁護士に聞いてみてくださいよ!」と喧嘩してくれた。
一日たった夕方、連絡が入った。
10月分より、いでぐちちなつさんを、受給者認定します。
とのこと。
帰宅途中の地下鉄の中で、泣いた。
3 か月にわたり、いろんなことで毎日涙したこと。
生活をしていくため、自分で引っ越しをし、家賃を一年分前払いし、生活費を送ってこない嫌がらせに涙し、送ってきたと思ったら、建て替えた光熱費だ、と不正請求されたこと。
自分の不倫を隠すために、私を「愛着障害」だ、とモラハラで責め続けたこと。
夫が突如家族を捨てて出て行った?!・・・ どんなに苦しくても、誰にも話せない、惨めな出来事。
それでも、雇った弁護士とはいえ、私たちの生活のために、一生懸命戦ってくれたI弁護士。
職場で、融通をきかせてくれる社長。
職場で、10年前に夫の不倫でシングルマザーとなった同年代の同僚女性。
涙は、『感謝の涙』となって、溢れた。
私はこれからもっと大きなものを勝ち取るために戦うのだ。
この子ども手当の受給者認定は・・・当然の権利。
なのに、こんなに行政に苦しめられるなんて思いもしなかった。
やっと一つクリアした。