裁判を起こす
早漏夫との’円満’調停期日を控えたある日、最後の打ち合わせにI弁護士を訪ねた。
もう、いろんなことが複雑に絡み合っている案件になってしまった。
①私の住む〇区は、子供手当の振込口座変更につき、非人道的な対応をしていることが判明、なんとか私に子供手当を受け取る資格が認定されるよう、I弁護士渾身の上申書を書いてくれた。
②3年前の不倫女Yが不倫を認めた稚拙な「謝罪文」。
この案件は、世話になっていた広島の弁護士から、I弁護士に引き継がれた。
この不倫女Yへの対応につき、弁護士同士で検討した結果、今後の私の離婚裁判と絡めると、結論が遅くなることを鑑み、このYを相手取り、別で裁判を起こすことになった。
「不貞行為に基づく損害賠償請求事件」
裁判...私も「ドキッ」とする言葉だ。
不倫女Yは、今『婚約中』♡
新たな弁護士費用として、約30万必要だ。
調停と会わせてすでに60万。もう、今の不倫を暴く調査費用も惜しい。
でも、ぜったい取り返す!
その後、ベテランの女性T弁護士に交代し、不倫発覚の経緯をヒアリング。
今回は、不倫女Yが事実を認めているので「事実かどうか」は争っていない。
「私がどれだけ傷ついたか」が争点だ。
3年前の出来事だが、その日【7月2日】を思い出し、発覚した経緯、夫とのやり取りを話し始めた。
今だって苦しいが、3年前のその日の夫とのやり取りの会話や、しぐさを説明しているうちに、そのころの苦しみ、その時の感情がよみがえってきて、私の鼓動は早くなり、胸が苦しくなった・・・・
3年前、夫に言われ続けたモラハラのセリフの数々。
「おれは子供を連れて、近々東京へ帰る。ちなつもその心づもりでいろ」
と言われ、頭が真っ白になったこと。
愛しい娘と離れ離れになるなんて、片腕をもがれるより苦しいこと。
泣きながら、「お願いだから子供は置いていって…私はもう年齢的に子供が産めない…」と訴えた夜…
不倫に関するヒアリングは、T弁護士が訴状を書くのに必要な作業だ。
「私がどれだけ傷ついたか」を話すことは…
つらい作業だ。
不倫発覚前の、人格否定(モラハラ)と、事実発覚のショックと、その後のフラッシュバック…夫婦で2年以上通ったカウンセリング…
ここ半年~6月30日に夫が私たちを捨てて出て行って以降の辛さは相当だが、
3年前だって、私、とてもつらくて、可哀相だったな・・・と改めて思った。
この不倫以外にも、何度も夫には給料をごまかされ、嘘をつかれ、わがままを聞いてきたな。。。すべては、せっかく結婚したんだもの、夫とは一生添い遂げたい・・・子供たちがパパとママがそろった家庭で育ってほしかったから・・・
私が感情的で、時にイライラして気を遣わせたとか、子供をしかり飛ばしていたとか、そりゃ私は完ぺきではなかったよ、広島に一緒に移住してもらった、でも、夫のしたことと・・・・「おあいこ」だろうか。
私は十分努力してきた。
家族でいたかったから。
ちなつ、もう十分だよ、
出て行ってくれてよかったよ。