愛着障害ー誰の事?
『愛着障害』のことを知ったのは、2017年4月上旬、夫と激しく口論になり、家出を試みたものの、ホテルが取れず数時間後に帰ってきた夜だった。
本好きな夫が「これを読んでみろ、ちなつのその激しい感情は、ちなつが幼いころに体験したことに関係あるんじゃないのか。」
まだ喧嘩の興奮が冷めず、『何よ、私のこと全然わかってくれない、昔の体験が何よ、一生懸命やっているのに・・・』といつものふてくされた顔で本を受け取った。
私は本をほとんど読まない。その私がこの本をなんとなくめくって、そこで釘付けになった。私には、指摘をされると否定できない悲しい幼少期の体験があった。
その日のうちに、岡田先生の関連クリニックを調べ、カウンセリングの予約をした。
夫との仲が変わるなら・・・そんな思いもあった。
しかし、この本を私に渡した夫の本当の意図を、後日知ることになる。
人生最悪の日のカウントダウンがこの日から、いや、もっと前から始まっていたのだ。