今できることを精一杯

前回の調停で決定した「婚姻費用」

主張した金額とは違うけれど、算定表よりプラス、それで良しとした。

夏に急きょ引っ越したこの部屋の家賃は、すでに一年分払い込み済み。

だから私の収入だけでも何とかやっていける。

決定した毎月の婚姻費用は、離婚後の養育費よりも多い。婚姻費用をもらい続けて別居を続ける妻も少なくないそうだ。その代り、ひとり親家庭への公的な支援は一切受けられない。

I弁護士とT弁護士から、

『婚姻費用をもらい続けたほうが多くお金が入りますよ。こんなやり方で別居をしたご主人は、以前の不倫も証拠もあるし、自分からいくら離婚したくても申し立ては認められませんから！このまま別居を続けるのも手ですよ？』

と言われた。

私の心は変わらない。

『一日も早く縁を切りたいです。この姓を名乗るもの嫌です。』

早漏不倫夫が突如出て行き、背負うものが一気にのしかかってきて、精神的にも肉体的にも辛い日々が続く中、早漏夫からの毎月の費用には一切手を付けず、自分の収入でやりくりを始めた。家賃前払いしているとはいえ、それは私の貯金に家賃分を戻す形で取り分けている。

この夏は、（私がエアコンが嫌いなのもあるが、）一度もエアコンを使わずに過ごした。今年の夏は、曇りの日が多かったから助かった。

冬は、お風呂を2日に一度にした。入るときは3人一緒に、無駄が無いように。

風呂無しの日は、手足顔、下半身のみ洗う。

ヒーターを出さず、ホットカーペットを主に使用。我慢ならないときのみ、暖房を使用。

食費は必ず予算内で。→手料理の品数は変わらず。

レジャー費がなくなったあとは、自転車で遊びに行く。

外食は、基本しないが、する場合は「サイゼリア」限定。

光熱費は基本カード払いにして、ポイントを貯める。

一年生のあいこにはかわいそうだったが、学童を辞めた。（二人で7500円＋おやつ代3000円を節約）

メルカリで思い出の品々を売却

その他、貴金属売却

ある日ポストに入っていた『郵便局年賀状仕分けアルバイト』のチラシ。

私が高校一年生のときの人生初のアルバイトが、年賀状仕分けバイトだった。

11月末から、1月上旬まで、早朝深夜、時間帯が色々あったので、「短期バイト」として応募した。お正月休みにもがっつり働ける。

集団面接にも行った。主に、土日早朝深夜、金曜日深夜勤務希望とした。

みいなとあいこが寝てから、仕事に行ける。

2週間後、届いた通知は「不採用」→若者にはかなわなかった・・・出勤もあまりできなかったし。

同時に応募していた、Skypeの英会話講師。10年以上前だが、英会話講師の経験があった。業務委託だから、本職の会社にバレない。どこに住んでいても続けられる。広島に引っ越しても続けられる。家から空いた時間に出来る…副業で稼げる、いいことだらけだ。

書類審査、ビデオ審査のあと、最終審査はSkype模擬レッスン。

平日しか最終審査を実施しないため、ある日昼休みを利用し、近くのカラオケボックスに一人で入り、ノートパソコンを持ち込んで模擬レッスンをやった。

採用される自信があった。そして、採用された。

その直後から、私は副業として、講師として働き始めた。

みいなとあいこが布団に入るころ、夜の10時から3コマ、ほぼ毎晩予約を受け付けた。

予約が入るときもあれば、ないときもある。土曜日も日曜日も、午前中を中心に受け付けた。一人ひとりのレッスンを準備するのは大変だ。アドレナリンが出すぎで、夜はレッスン後もなかなか寝付けない。毎晩睡眠時間が5時間を切った。

今、私にできることーみいなとあいこに愛情を注ぐ、幸せに暮らす、子供たちのために、そっち方面で戦う、節約する、貯蓄をする、稼げることはなんでも、精一杯する。

重いものを背中にしょって、パソコンを前に、今日も笑顔の英語レッスンが始まる。

Good evening! How're you doing? Anything new?