3年前の不倫ー発覚
偶然か必然か・・・
3年前の不倫女Yに慰謝料請求し、内容証明を受け取ったのが6月30日。
その同じ日に
夫は私たちを裏切って、何も言わず、不在時に、勝手に出て行ってしまった。
3年前の不倫について語ろう。
3年前、私を半年にわたり人格否定していた夫。
妻として、母として、やることなすこと、突っかかってきては私を責めた。
家族で出かけて居ても、ちょっとした一言に文句を言い始め、私は納得できず、悔しくて、その商業施設へ一緒に入らなかったこともあった。それでも夫は「なんで来ないんだ、戻れ」と罵った。すべてを否定する夫に私は段々と委縮し、自信を失い、おかしくなっていった。
私をどう思っているのか尋ねると、いつもきまって
「正直どうしていいかわからない」
と言っていた夫。
『私さえこの性格を直せば、4人家族でいられる・・・私さえ我慢すれば…』
「そんなにわたしを責めるけど、じゃあ私は今まで、何の貢献もしてこなかったの?なにもいいところがなかったの・・・?」
すがるような思いで夫に尋ねた時、
「そうだな・・・子供たちの教育については、まあ・・・感謝してるよ...」
この時の夫の表情、態度、その背景の部屋の様子を昨日のことのように思い出せる。
そのくらい、私は追い詰められショックを受けていた。
6月のある日、突如「おれは子供たちを連れて実家に帰る、ちなつもその心づもりでいろ」と言い放った夫。
3月に新築マンションに入居したばかり・・・
このマンションは?生活は?なぜ突然??
私は頭の中が真っ白になった。
私の大切なみいなとあいこを連れて…出て行く??この新築マンションで私一人で・・・どうしろと??頭が混乱し、どうしていいかわからない。
その日の夜、寝室に行った夫に、私は力なく訴えた…
『私が悪かったのはわかった・・・でも・・・私は年齢的にもう子供を望めない・・・どうか、子供を連れて行くなんて言わないで・・・』
泣きながら、夫に訴えた・・・
もう、5歳と3歳のかわいい盛りのみいなとあいこを奪われるなんて…片腕をもがれる以上の苦しみだった・・・
前年秋より様子のおかしかった夫。
その時も、今回同様、人格否定。
何か怪しいと感じた私は、東京出張に月1で出かける夫を尾行してほしいと考え、探偵と会った。その探偵事務所の社長は、非常に怪しく、営業トークも怪しいものだった。誰にも聞かれない場所、カラオケボックスを指定され、社長の怪しいワンマンショーが始まった。
それに引っかからないとわかった社長は、世間話を始めた。「スキンシップが半年もない?そりゃ間違いなく浮気しているよ!」と言い放った。探偵に会った、つまり浮気を疑ったからだが、心の半分は、『夫に限って』とも思っていたが、怪しい社長の一言で、目が覚めた。
怪しい社長から、新しい考え方を学んだ。
家に帰って、夫の引き出しを漁った。
すると直ぐに、証拠が出てきた!
いつも出張時に持っていく、化粧ポーチの中に、
大量のコンドームが入っていたのだ!
やっぱりあの社長の言う通りだった!!
私は震える手で、その写真を撮った。相手は誰?まったくわからない…
夜、夫が寝室へ行った後、夫の携帯のロックを外そうとするも、出来ない。
財布を漁る。クレジットカードをいくつか手にしたところで、夫がリビングに戻ってきた。
やばい!
「何やってんだよ、何隠したんだ、見せろ。」
心臓が爆発しそうだった。
絶体絶命のピンチ!
よし、ここで勝負を賭けよう。
「何で?やましくなかったら見せられるはず」→押し問答
「そう、じゃあ教えない」
「あんた私に何か言うことあるんじゃないの?」
足を組んで座った夫は、ため息をつくように「いずれ分かることだ。」と、わけのわからないことを言った。
夫がついに白状した!
勝った!
夫に土下座させた。半年にわたり、私を苦しめてきた夫を罵った!
一番腹が立ったのは、発覚前、『俺がインポじゃないかって悩んでいた時、ちなつはちっとも心配してくれなかった。一緒に病院に行こうって言ってほしかった。』と責めていたのだ。今思えば、そんなこと口に出して言わなければ伝わるわけないだろう、という夫の責め台詞だったが、とにかく人格否定されてオロオロしていた私は、「ごめん、そんなに深刻だったなんて・・・真剣に聞いてあげられなくてごめんなさい、」と、自分を責めていたのだ。
『なにがインポよ、ふざけんな、おまえみたいな早漏野郎、どーやって満足させてたんだよっ!』
夫は本当に早漏だった。
汚い言葉で、夫を罵った!!恨みを晴らすように!!
夫は土下座しながら、力なく言った。
「ちなつにばれてよかった・・・ 止めてほしかった・・・」涙を流す夫を見て、
「やり直したいなら、相手の女の住所、名前を教えなさい。」
相手はSNSで知り合った東京のバレエ講師。なんと私より年上。
それで、ある時、みいなのバレエ教室の選び方について、文句を言ったのか。
「やらせるなら、ちゃんとしたところに行かせるべきだ」
仕事してるから、いいバレエ教室まで、送り迎えできないよ、という私に、「ファミサポ使えばいいだろう」など、自分は全くファミサポの面接や探すこともしないくせに、やたらと絡んで文句を言ったことがあった。
このくそ野郎!不倫女の意見を私にぶつけて文句言っていたんだな!
「この女に慰謝料請求するからね!そしたらあんたがこの女のダンナに逆に慰謝料請求されるんだよ!」
「それは・・・」夫の目は力なく私をすがった。
そう、この早漏夫と不倫女Yは
W不倫だった!
勝利の日、7月2日、時計はすでに深夜2時になろうとしていた。
でも、この後の苦しみ、フラッシュバックに苦しめられるとは想像していなかった。
もしかすると、再構築をしたこと自体、間違っていたのだろう。
今なら言える。不倫するやつは、繰り返す。