話し合い
4月の喧嘩以降、様子のおかしい夫。
スキンシップもないし、取り繕った親切、たとえば、ジョギングの帰りに電話をしてきて、買ってきてほしいものない?と聞く・・・今まで言わないと協力してくれなかった家事を進んで「俺やるよ」という・・・など、よそよそしい感じがあった。
子供たちのイベントを見に行っても、二人きりになると、すっと別のほうへ行き、「俺○○してくるよ・・・」明らかに様子がおかしかった。
子供たちが寝ると、二人気になるのを避けるように、週に3日は外へ1時間ジョギングへ。
今思えば、色々おかしいところがあった。
6月22日夜、意を決して、聞いてみた。
「私とどうしたいの?どう思っているの?同じ方向を見ているのかな?」
夫の答えは、「わからない」だった。
4月のプチ家出依頼、ちなつに対する気持ちが「OFF」になってしまった。
どうしていいかわからない。
GW前の話では、「一人暮らしでも」とふと言っていたので、「そんなこと考えてないよね??」と心配になって尋ねるも、「それは考えてないよ・・・」
「愛する子供たちは、パパとママ、がそろった家庭で育てたい。みいなもあいこもパパが大好きだよ。お願い、頑張ろうよ・・・私もカウンセリング、がんばるから・・・」
「おれはもうちなつの’安全基地’にはなれないけど、応援しているよ・・・」
そして私たちは握手をして、同じベッドで就寝した。
隣にいる夫は、触れることができないくらいバリアを張っていた。
内心、私は不安で仕方がなかった。夫の「どうしていいかわからない」というセリフは、3年前の不倫が発覚する前の言い訳と同じだったからだ。
なんだか胸騒ぎがした。
何か起こるのではないか・・・
このまま夫の気持ちを待つべきなのか・・・
一晩考えて、私は信頼している弁護士に電話をした。
そう、3年前の不倫相手に慰謝料請求と謝罪文を請求しよう。もうすぐ慰謝料請求の時効3年が迫っていた。「最悪の状況を想定して」できる予防線は貼っておこうと思った。証拠の写真も、たぶん夫が見つけて私のPCから削除していた。
「証拠は私の日記」だけ。
不安だった。
念のため、夫にはその件を伝えた。「お金が欲しいんじゃない、きちんと謝罪してもらいたい」と。
3年前はひどく動揺した夫だったが、今回はやけに冷静だった。
「それで気が済むなら」と。
そして、「通知書」を3年前の不倫相手(夫から不倫を白状したときに担保として情報を貰っていた)に内容証明で送った。